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ダニーと紺碧の海@兵庫県立芸術文化センター阪急中ホール  

TOKIO兄さんはエイトに比べるとCDのリリースの間隔も広いし、コンサートは20周年以来ないし、レギュラーも毎回5人出てるとは限らないものもあるし、あまり声高に言う機会がなかったけど、これからはもっとちゃんと言っていきます。

 
TOKIOの松岡くんが好きです!!!/
 
さて、今回松岡くんにとって4年ぶりの主演舞台となるダニーと紺碧の海。観る前に原作読んでおこうかなと思ったら絶版で手にできず。ラブなストーリーということをすこしだけ頭に入れて、いざ観劇。
 
 
舞台は80年代のニューヨーク、ブロンクスの寂れた1軒のバーでダニーとロバータが出会うところから始まります。客席を通ってダニーが登場するので、通路から離れていたけど、近い距離でスタイル抜群のマボちゃんを目視できて心臓はれつしそうでした。ジャニーズの舞台は客席通りがち?マルベスもそうだった。。
 
ダニーは自己顕示欲のために毎日誰かと喧嘩をしてる仕事もまともにできていない29歳の男。ロバータは過去に自分の犯した過ちから解放されることなく重く苦しい毎日にじっと耐えてるバツイチ子持ちの31歳。2人は初めてバーで出会って一緒の時間を過ごすうちにお互いの罪を告白して慰め、惹かれ赦し合いともに生きていくことを決める、といった感じのストーリー。
 
二人芝居なので、舞台の上にはダニーとロバータの2人だけ。2人の会話だけで進んでいくのでずっとしゃべりっぱなし。しかも穏やかな会話ではなく、お互いが挑発するように掛け合うから、そのエネルギーは半端なかった。とくにバーのシーンでは汚い言葉もつかっていたので、お二人とも大変だったのではないかと思います。パンフで「稽古で100%作らないようにする」っていってたのも納得。私が見たのは千秋楽の前日と千秋楽。その2日間だけでも全然ちがって感じました。とくに最後の日のロバータの首を絞めているときのダニーの感情は、2階席でも寒気がしたくらい。
 
ロバータの部屋では、自分たちが狂ってて尋常じゃないってわかってるからこそ、夜の魔法のうちにふつうのカップルみたいに振る舞おうとしてるのも、それを朝になって自嘲気味に思い出して笑う二人もせつなかった。印象的なのはダニーの「俺、花嫁になりたかったんだ」というセリフ。ダニーのこの心情は男の人なら少なからず持っているものなのではないかとも思いました。わたしの生まれ育ってきたところも、ドラッグまではさすがにいなかったと思うけど、まぁまぁ品のないというか、荒れた地域だったので、中学の同級生のことを思い出したりしてたんですけど、生活環境に影響されて、乱暴なふるまいをすることでしか生きていけないっていうのもなんとなくわかるというか。でもダニーが本来持ってる性質ってきっとそういうのきらいなんじゃないかなって、松岡くんが演じているからそう思ってしまうのかもしれないけど、そうだといいなって思う。そうじゃないと物語の主人公にはならないだろうなとも思うし。わたしもダニーたちみたいに人付き合いが得意じゃないし、ずっとひとりで生きていきたいと思っていたところなのですが、すこし考えを改めました。変わろうとしなければなにも変わらないし、なにかを望めばそれは起きる。ほんとかな?と思うところもあるけど、ダニーのセリフだけど松岡くんが言うならきっとそうなんだろうなって思いたい。
 
胸きゅんポイントはやっぱりロバータが眠りについて舞台が暗転していくなかでささやく「愛してるよ」がぎゃーーってなりました。ロバータにキスされたときに腕が後ろにピンって伸びてたのもかわいいし、あとふたりがお互いの好きなところを言い合うところでベッドでぴょんぴょんしてるのかわいかったし、床に横になってたスーツケースを足で立てて、その上にあぐらをかくのもかわいかったし、ダニーがベッドで横になったままズボンに足を通して起き上がるのとかもなんかたまりませんでしたね。ね?パンツみえたよ。あと千秋楽で松岡くんの生の声が聴けたのもうれしかったし、3回目のカーテンコールの去り際に片手をちょっと挙げるの「わーーめっちゃまつおかくん!!!」ってなったし、4回目のときにはケイトさんをお姫様抱っこして帰っていったの超男前だった。お話の中でもそういうシーンがあったんですが、その時とはなんか全然ちがってて!嗚呼ほんとかっこいい。。
 
これまで芸能といえば音楽とお笑いにしか興味がなくて、映画も音楽がきっかけの60~70年代の古いのしかみてこなかったので、舞台でお芝居するということをまだよくわかってないけど、それでもなんか舞台っておもしろいなっておもいました。そう思えたのがお芝居が大好きな松岡くん主演の舞台だったのが幸せですし、そういう気持ちになってからやすくん主演の舞台も見にいけるのもますます楽しみになってうれしい!